雑日記 「春が逝く」2011/08/30 11:50

今回 ゆかりにひどい目にあわされたサトルです。
いやー 女はコワい…
ま、それはおいといて
禅院 悟さんがコメントにも書いていた通り、京都の祇園さんから円山公園を経て知恩院にいたるあの界隈は、30年ほど前には夜は真っ暗で人通りも少なく、まさにぼくが、ゆかりにしてやられたときの風景がありました。
いまは本当に商業化していて、お寺のライトアップやらで明るいことこの上なく、とても賑やかです。

で、知恩院本堂のライトアップです。携帯のカメラなので、逆に幽玄な感じがでたかな。
ま、写真は幽玄でも、まわりは人だらけですから…

富士山にしても、屋久島の千年杉にしても、多くの人が訪れてそこに経済効果が生まれ、お金が廻るのはある意味良いことだけど、それによって汚染されているのも事実だし、どうなんだかなぁって思ってしまう。
世の中、人間が溢れかえっている。
その人間が、生きていくには食わにゃならん、食うにはお金がいる、食うには殺さにゃならん。
きれいごとでは済まない世界…
近年のエコブームで「地球にやさしい」とか言ったって、所詮は人間が生きていくために都合のいいように解釈して述べてるだけなんだけど、そこに命をいただいて生きているから感謝しましょうとかいう気持ちが持てるのもまた人間特有のものなんで、まあ、その辺で折り合いつけて納得しとかないかんのかな。
まあ、自然の摂理に反すれば人間が滅ぶのもしょうがないだろうし、そうならないように賢く進歩、進化の道を歩めることを祈ります。


さすがは大学生のサトルくん、難しいことを考えてますね。
ここからは禅院 悟が「春が逝く」を読んで、思い起こした本を一冊。
突然 「お楽しみはこれもなのじゃ 諸星大二郎 栞と紙魚子」!


諸星大二郎は「妖怪ハンター」シリーズや「孔子暗黒伝」「西遊妖猿伝」など、伝奇もので有名ですが、これは、神経が何本か抜けてる?栞(しおり)と宇論堂という古本屋のしっかりものの娘紙魚子(しみこ)が織り成す、怪奇事件簿です。怪奇事件簿といってもけっこうコメディタッチなんだけどね。(近年、AKB48の前田敦子が主演でドラマ化されたのも話題になったけど、あれは別物としてみたほうがよいかも…)
そのなかに、「桜の花の満開の下」という一説があって、古本屋の紙魚子が「古木探検」という本をみて、ある桜の木の下で花見をしようと、栞を含む友人4人で向かったのだけど、この桜、いわくつきの桜で何年かに一回しか花を咲かさない。それが何周忌に一回ということになれば、言わずともお分かりになるでしょう。最後はハチャメチャな展開でけっこう笑えるのですが…
桜の木に死体はつきもの。
茜さんのいう桜の妖艶な精ではないけども、わたしが思い出したのはこの話でした;(*◇*);

コメント

_ あかね ― 2011/08/30 18:26

母が入院してしまいまして、なんやかやと走り回っています。
私のブログに詳しくは書いてますので、
猫の写真ともども見てやって下さいね。

http://quianquian.cocolog-nifty.com/blog/

ただいま、手術待ち中。

それはそうと、円山公園のしだれ桜も、
年老いてきたのもあり、人間だの車だのが害を与えるのもあり、
たしかカラスのせいなんかもあって、
弱ってきてるらしいですよね。

サトルくんの言う通り、きれいごとでは人間は生きていけないし。

サトルくんはあっちこっちに出てきて、
年齢も十代から二十代と幅広く、
大活躍。

フィクションのサトルくんも、
ノンフィクションペンネーム悟さんも、
これからもがんばって~。

_ 禅院 悟 ― 2011/08/30 21:04

大変なときにコメントいただきまして恐縮です。
お母さん、お大事になさってください。
くぅちゃんにもよろしく(^ ^)(^ ^)

_ あかね ― 2011/08/30 23:25

手術は無事、終了しました。
こんなところにまでご心配をおかけするようなことを書いて、
ごめんなさいね。
母は「おなかすいた」と言ってましたから、
大丈夫ですよぉ。

_ 禅院 悟 ― 2011/08/31 20:47

ご無事でなによりでした。
さっちゃんのお父さんも入院してるし、みんなこの年になるといろいろあるね。

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